みなさん
こんばんは。
今日は、「考える」ことについて話をしていきたいと思います。
成長するためには自ら考えて行動することが重要
成長するためには、「自ら考える」ことが重要です。
しかし、そうは分かっていても、簡単に実行できないのも事実です。
「考える」ためには、パワーを多く使います。実際、日々の生活の中でも、考えて行動していることよりも、習慣として行動していることの方が多いのではないでしょうか。
一番身近な例としては、歯磨きです。歯を磨くとき、必要性を考えて行動しているのではなく、習慣として洗面台に向かって自然に手が動いています。
歯磨きのように習慣として行うことは重要なことです。もし、歯磨きなど生活の全てにおいて考えて行動していたら、とてもパワーを使うことになり疲れ果ててしまうと思います。
このように、習慣として動くことも必要ですが、「考えて」行動することも重要です。
仕事で日々行っている業務においても、「なぜこの業務を行っているのか」、「もっと効率的にできないか」といったことを考えることが重要です。
考えて行動するのと考えずに行動するのとでは、1年間続けた場合、大きさ差となってあらわれます。
会社ではどのように考えて行動すればいいのか
会社には、経営理念や経営目標があり、それを達成するための戦略があります。
そして、戦略には、まずは全社レベルの戦略があり、全社戦略をもとにした事業戦略があり、全社戦略や事業戦略をもとにした個人ごとの戦略が必要です。
戦略を実行していくためには
実感されている方も少なくないと思いますが、戦略を実行することは簡単ではありません。
戦略を実行するためには、経営者だけではなく、事業部の責任者や各メンバーが戦略を理解して自分のこととしていることが重要です。
事業部の責任者が、「社長から指示されたからやるように」とメンバーに指示した場合、メンバーは戦略を真に理解して実行することができるでしょうか?
事業部の責任者やメンバーが戦略を理解して実行するためには、戦略自体について、自ら考えることが必要です。
全社戦略を考えるのは経営者ですが、事業戦略は事業部の責任者が全社版をもとに考え、各メンバーは事業戦略をもとに個人戦略を考えていくことにより、全社戦略との一貫性を保ちながら、自分で考えた戦略を実行することが可能になります。
自ら考える文化を創るにはバランス・スコアカードが有効
全社戦略との整合性を保ちながら、事業戦略や個人戦略を自ら考えるようにするためには、バランス・スコアカードが有効です。
バランス・スコアカードは、全社戦略が書かれた「全社版」と、部門戦略が書かれた「部門版」、個人戦略が書かれた「個人版」からできています。
「部門版」は、「全社版」をもとにして各部門で作りますが、作るのはあくまでも部門の責任者であり、全社戦略との方向性を合わせながら自らの戦略は自ら考えて作成します。
個人版も同様に、部門版をもとに、個人が考えて作成します。
また、戦略は作ることがゴールではなく、実行して結果を出すことに意味があります。
各部門で考えた戦略の進捗状況を自らが管理していくことを通して、「結果を出す」とともに、「自ら考え」、「物事を成し遂げる力」を身に付け、人材として成長することが可能になります。
ぜひ、自ら考える文化を創って、会社と人材の成長に結びつけていってください。
こちらの記事もおすすめです:
家田 憲二
好きな偉人:坂本竜馬
私はお客様である会社様、経営者様、従業員様に本当に幸せになって貰いたいと願っていて、そのためにはやはり「成果を出す」ことが重要です。そして、このお客様への思いと成果が相まって初めて信頼関係ができると思っています。
詳しくは ⇒ プロフィール
最新記事 by 家田 憲二 (全て見る)
- ROICとは - 2023年2月26日
- 営業部のコミュニケーションについて - 2021年10月31日
- SDGsとバランススコアカード - 2021年9月30日