みなさん
こんにちは。
皆さんの会社では、戦略がつくられ実行されていると思います。
ここで、戦略は誰がつくるのがいいのでしょうか?
会社全体の戦略は経営者が作っていると思います。ただし、その全社の戦略を現場に落とし込むのに苦労されている経営者の方も多いと思います。
戦略を現場レベルに落とし込むときに、「これをやっていこう」と言うだけでは、現場はなぜそれをするのかを真の理解ができず、戦略にあった行動がとることが難しくなります。
また、人から言われたことは、どこか他人事となってしまいがちです。
だからといって、戦略を現場ごとで考えた場合、各部門ごとでベクトルが異なり、全社の方向性を統一するのが難しくなります。
このように、戦略を落とし込むことは簡単なことではありません。
ここで、戦略を落とし込むのに有効な経営ツールがバランス・スコアカードです。
バランス・スコアカード
バランス・スコアカードとは、経営目標の達成(経営理念の実現や売上・利益目標の達成)のための戦略をA4用紙1枚にまとめ、戦略を見える化し、全社員が共有し、実行するための経営管理の手法です。
バランス・スコアカードの特徴
バランス・スコアカードは、全社の戦略が書かれた「全社版」と、部門の戦略が書かれた「部門版」、そして「部門版」からできています。
「部門版」は、「全社版」をもとにして各部門で作りますが、作るのはあくまでも部門長であり、全社戦略との方向性を合わせながら自らの戦略は自ら考えて作成します。
「個人版」は、「全社版」と「部門版」をもとに、メンバー個人で作成していきます。
各部門の戦略である「部門版」や「個人版」を、それぞれの当事者が作ることで自主性が生まれるとともに、「全社版」をもとに作られるため、全社戦略との一貫性も保つことができます。
そして、各部門で考えた戦略の進捗状況を自ら管理し実行していくことを通して、結果を出すとともに、メンバー各自が「自ら考え」、「物事を成し遂げる力」を付け、人材として成長することもバランス・スコアカードの重要な目的の1つです。
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家田 憲二
好きな偉人:坂本竜馬
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