みなさん
こんにちは。
経営者の方は、自分の思いを経営理念として表していると思います。
そして、経営理念を実現したいと願っていると思います。
私は、経営理念を実現するお手伝いをさせていただいていますが、どの会社の経営理念も、経営者の思いが書かれ、どれもすばらしいと思います。
世の中のそれぞれの会社の経営理念が実現したら、どんなにすばらしい世界になるだろうと、最近、思うようになりました。
お客様に喜ばれ、社会に貢献し、社員も幸せになり、会社も成長している、すばらしい世の中だと思いませんか。
それは、近江商人の三方良しにも通じますね。
私は、そのような社会になってほしいと思いますし、そのようになるよう貢献したいと本気で思っています。
一方で、経営理念を実現することは簡単ではありません。
現実は、日々の活動において経営理念が具現化されていないケースも少なくありません。
経営理念を実現することは、簡単なことではありません。
経営理念は、作れば実現するというものではないのです。
経営理念は思い
経営理念は思いであるため、具体的な内容でなく抽象的な言葉になっているケースが多いです。
抽象化された経営理念を社員に伝えた場合、全体的な思いは把握できたとしても、受けとらえ方に差が生じてきます。
例えば、当社は、〇〇を通して、お客様に貢献するという理念の場合、どこまで貢献するのかという点で社員間で差が生じてきます。
この差が、社員の日々の行動に出るとともに、1年後にお客様にどこまで貢献できたかを振り返る時に、評価にも差が生じ、貢献できたかどうかが不明瞭になります。
経営理念を実現するために必要なこと
経営理念を実現するためには、社員が具体的に理解することが大事です。
経営理念は経営者の思いですが、それを実現するのは社員だからです。
先ほども言いましたが、経営理念の思いは社員に伝わっても、具体的に何をすればいいかまでの判断は、社員間で差が生じてきます。
具体的に何をどのレベルまでするのかを共有し、全社員一丸となってするためには、そのための手段が必要です。
そこで大事な役割を果たすのが数値化です。
例えば、社員の幸福を追求するのであれば、特殊な事情がなければ社員の離職率という数値が重要になってきます。
社員の幸福を追求するいう理念を実現するために、離職率を何%以下にするのかという数値で表すことにより、社員の幸福という抽象的な文言が、具体的になり社員全員の意識が一致します。
社員の意識が一致すれば、離職率〇〇%以下にするために、何をすればいいのかをアクションプランとして決めて、実行していけばいいのです。
社員の幸福→離職率のように、経理理念を実現するためにふさわしい数値を選び出し、そこに全社員の意識を集中させて実行していくことが経営理念を実現していくために重要です。
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家田 憲二
好きな偉人:坂本竜馬
私はお客様である会社様、経営者様、従業員様に本当に幸せになって貰いたいと願っていて、そのためにはやはり「成果を出す」ことが重要です。そして、このお客様への思いと成果が相まって初めて信頼関係ができると思っています。
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